日本歯周病学会認定 歯周病専門医指導医
日本歯周病学会認定研修施設

当院について

院長紹介Doctor

院長 栃原 秀紀(とちはら ひでき)

ようこそ栃原歯科医院のホームページへ

栃原歯科医院院長の栃原秀紀と申します。私どものホームページをご覧頂き誠にありがとうございます。
栃原歯科医院は、現在当院がある熊本市下通の地で、祖父栃原義人が大正10年(1921年)に「栃原歯科口腔科医院」を開業し、2021年で100周年を迎えることができました。これもひとえに当院をお支え頂いた患者様をはじめ、3代に渡りお付き合い頂いた地域社会の皆様方、取引先の方々、同業歯科をはじめ医療関係の方々のお陰だと心より感謝申し上げます。

省みますとこの100年の間、「歯や口の中の疾患が原因で死に至っていた時代」「戦争や貧困による栄養失調で歯を失くしていった時代」「次から次へと抜歯が行われた時代」戦後高度成長期以降の「飽食と砂糖過多による虫歯の洪水時代」それと入れ替わるように顕著化してきた「国民の80%以上が罹患していまだに駆逐されていない歯周病」ー 歯科医療を取り巻く環境も時代と共に変化してまいりました。
現在では、国民意識の変化、口腔衛生への関心やフッ素をはじめとした薬剤の普及により小児の虫歯の数は激減しています。また歯周病の方も、患者様のご協力が得られ、適切な治療が行われ、持続的なメインテナンス治療がなされれば一部の重篤な症例を除いて、多くの患者様が、ご自身の歯で生涯咀嚼し続けることも可能となってまいりました。
一方で,過去に適切な治療が施されていなかったり、治療途中で放置してしまった結果残せる歯が少なかったり、治療の反応が悪かったり、「歯ぎしり」や「食いしばり」といった力の問題で歯を多く無くされていく方もおられます。
治療をしていくにあたっては、現在に至るまでの複雑な要因を解きほぐし、個体差や個人差を考慮しながら、患者様各々に適した計画を立て、過不足のない治療を進めていかなければなりません。
私どもは、35年以上にわたり中高年者の患者さん中心に、歯周治療・修復治療に携わってまいりました。すべての患者さんの資料や診査データを採取し累積保存、分析してきたことが、治療に反映でき、目の前の患者様のために役立っている思っています。
加えて、メインテナンス治療を通じた長いお付き合いの中で、経過観察を行いながら、問題を早期に発見し、大事に至る前に対応していく事も肝要です。
今、時は「超高齢社会」を迎え、人生100年を見据えた歯科治療が必要とされています。ジェネラリスト(総合歯科医)として、歯周病専門医として少しでも歯やお口の問題で悩まれている皆様方のお役に立てることを願っています。

栃原歯科医院 院長 栃原秀紀

経歴

ただいま準備中です。
公開までしばらくお待ちください。

専門医・資格

  • 日本歯周病学会認定 歯周病専門医・指導医
  • 日本歯周病学会認定研修施設
  • 臨床歯科を語る会会員
  • 日本口腔インプラント学会会員
  • KDM 熊本デンティストミーティング会員
  • 歯科医師のための歯周治療実践コース講師
  • KDMベーシックセミナー講師

所属学会

ただいま準備中です。
公開までしばらくお待ちください。

研究発表

ただいま準備中です。
公開までしばらくお待ちください。

学会発表・講演など

開催日 内容 場所
2019.9.21 永続性のある修復物をもとめて
前処置・形成・印象・プロビジョナルのポイント
うえだ歯科小田急藤沢クリニック
2016.7.2 第36回臨床歯科を語る会 テーブルクリニック
「患者の生活背景を知り、臨床にどう活かすか」
東京クロスウェーブ府中
2017.3.17 熊本ロータリークラブ
「歯を残していくことの重要性と小児の咬合育成」
熊本ホテルキャッスル
2015.7.4 第35回臨床歯科を語る会
「エンドぺリオ病変への対応」
東京クロスウェーブ府中
2015.3.15 スタディーグループ歯然会講演
「修復処置の基本を見直すーインレーから可徹性ブリッジまでー」
熊本県歯科医師会館
2015.1.18 大阪大学咀嚼補綴科・KDM合同勉強会 「欠損を拡大しない補綴」を討論する
「KDMとして取り組んだ臨床データとその成果」
栃原歯科研修室
2014.10.19 第57回秋季日本歯周病学会学術大会 臨床(専門医/認定医)ポスター発表
「骨縁下欠損を有する智歯を保存する事により遊離端欠損を回避した局部義歯症例」
神戸国際展示場
2014.8.24 関西デンティスト・ハイジニストミーティング講演
「臨床記録と経過観察」
大阪松風研修会場
2014.7.5 第34回臨床歯科を語る会 全体会講演
「保存治療と補綴処置のはざまで」
東京クロスウェーブ府中
2014.1.25 KDMベーシックセミナーリフレッシュコース
「顎位の変更とその後の経過」
熊本県歯科医師会館
2013.11.17 歯周病学会臨床研修会 歯科衛生士症例ポスター発表
「ブラキシズムを伴った臼歯部限局型重度歯周炎に対し歯周治療を行った一症例」
※山田美和 坂本美樹 栃原秀紀
熊本県歯科医師会館
2013.1.19 熊本市歯科医師会学術講演会
「リスク因子からみる欠損歯列の臨床評価と欠損補綴の処置方針」
熊本県歯科医師会館
2012.11.17 KDMスタッフ発表会特別講演「歯周治療における診査、診断.治療計画ーその意義と重要性」 熊本県歯科医師会館
2012.2.11 KDM発足30周年記念発表会「欠損の流れとインプラント」 熊本市国際交流会館
2012.10.28 伊東歯科口腔病院連携医の集い
「エナメル上皮腫による下顎骨切除症例に早期荷重インプラントを用いて咀嚼機能の回復を行なった1症例」
伊東歯科口腔病院
2010.11.20 歯周治療をベースにした医院造り 永野歯科医院(新潟県糸魚川市)
2010.10.24 咬合支持数4ヶ所前後症例の臨床診断と処置 救歯会・KDM合同例会(ベルサール八重洲/東京)
2009.10.11 臨床(専門医・認定医)ポスター発表
「偏位咬合により歯周組織に咬合性外傷をきたした歯周病患者の治療例」☆☆日本歯周病学会優秀臨床ポスター賞受賞
歯科衛生士症例ポスター発表
「慢性歯周炎患者にサポーティブペリオドンタルセラピーを行い5年経過した症例」※山田美和 栃原秀紀
「重度歯周病患者の長期経過症例」※上田幸子 栃原秀紀(※は発表者)
日本歯周病学会秋季学術大会
(宮崎観光ホテル・宮崎市)
2008.10.25 EichnerB3症例の臨床評価と処置方針 熊本歯科三水会・KDM合同例会
(熊本県歯科医師会館中ホール)
2008.10.5 Implant Conceptー歯周治療とインプラント 熊本歯科三水会・KDM合同例会
東ペリオコース(UKホール)
2007.9.19 長くかかわる歯科医療を目指してーかかりつけ医の試行錯誤ー 有歯会(産業文化会館)
2007.6.16 三つの視点で診ていこう KDM ベーシックセミナー1期5回目
2007.4.21 支台歯形成ーインレーからフルクラウンまでー KDMベーシックセミナー1期3回目
2007.3.3 歯周治療における診査/診断/治療計画 KDMベーシックセミナー1期2回目
2007.2.17 X線写真ー価値あるX線像を得るために KDMベーシックセミナー1期1回目
2005.12.10 顎位を模索しインプラント補綴を行った1症例 九州インプラント研究会20周年記念学術講演会ポスター発表
(福岡国際会議場)
2005.9.17 裂開性骨欠損部に自家骨移植を応用し審美的回復を行ったインプラント症例報告 第35回日本口腔インプラント学会学術大会(弘前市民会館)
2005.7.2 インプラント植立本数への疑問ー天然歯との連結を経過症例から考える 第25回臨床歯科を語る会全体会
(駒場エミナース:東京)
2004.9.21 咬合の基本を見直す 菊池ペリオクラブ
(菊池市歯科医師会館)
2004.7 下顎後方規制症例への対応 第24回臨床歯科を語る会分科会
(セブンシティー:東京)
2003.7.49 ITIインプラントを用いた395症例の術後観察(3) -咬合三角で見た7年経過症例の残存歯の喪失状況- 第33回日本口腔インプラント学会学術大会一般講演1-4-98
(名古屋国際会議場)
2003.7 明日からできるデジタルプレゼン(Mac版) 第23回臨床歯科を語る会テーブルクリニック(セブンシティー:東京)
2002.11.30 咬合三角からみたインプラント補綴の臨床評価 KDM創立20周年記念講演会
(熊本県立劇場)
2001.7 根分割の行方 第21回臨床歯科を語る会分科会
(代々木青少年センター:東京)
2000.7.1 Eichner B3症例にインプラントで対処した1症例 第20回臨床歯科を語る会分科会
(日本青年会館:東京)
1998.7 スタディーグループ紹介ー発展討論会:臨床統計に取り組んでみて 第18回臨床歯科を語る会(日本青年館:東京)
1998.4.20 歯周治療における診査・診断・治療計画 玉名研歯会講演会(玉名市富永歯科医院研修室)
1997.12.13 私の臨床を振返って-審美的側面を中心として- 天草歯科医師会(本渡市ホテルサンロード)
1993.1.31 オールセラミッククラウンによる審美的補綴 第1回熊本県歯科医学大会(熊本市産文会館)
1987.6 HAP顆粒を応用した審美的補綴について 第6回日本口腔インプラント学会九州支部学術大会(福岡市)
1986 パーシャルベニアクラウンの適合性 熊本市歯科医師会学術大会(熊本県歯科医師会館)

専門誌・学会誌等

開催日 内容 場所
2015.5月号 シリーズ 天然歯を守る
「遊離端欠損を回避する」
歯界展望Vol.125 No.5 2015-5
2014.10 DHstyle Interview
「歯科衛生士との協力のもと三代にわたり地域のみなさんの歯を守り続ける」
DHstyle 2014-10
2013.11月号 インプラントとどう向き合うか?
第11章「欠損の流れとインプラント」
歯界展望Vol.122 No.5 2013-11
2011.5月号 規格性をもったX線写真を撮影する意味
現像(自動現像)
X線を読み取ってみようー補綴物の状態
規格性のあるX線写真撮影のための院内トレーニング
デンタルハイジーン別冊
2008.11月号 残存歯・残存歯列を守るためのインプラントー口腔単位でみたインプラントの機能評価ー 歯界展望Vol.112No.5
2008.11月号 症例からみる補綴物の入った口腔内のメンテナンス(5)審美的な補綴物のメンテナンス」伊藤志帆・山田美和・栃原秀紀 デンタルハイジーンVol.28No.11
2008.10月号 症例からみる補綴物の入った口腔内のメンテナンス(4)ブリッジの入った口腔内のメンテナンス」伊藤志帆・山田美和・栃原秀紀 デンタルハイジーンVol.28No.10
2007.7月号 ブラキシズムのプロトコールー調査結果から見えてきたことー 補綴臨床Vol.40No4
2006.9.30発行 裂開性骨欠損に自家骨移植を応用し審美的回復を行ったインプラント症例 日本口腔インプラント学会雑誌 第19巻第3号93-375頁~93-376頁
2006.7月号 ブラキシズムのプロトコール 補綴臨床Vol.39No4
2006.6.10 「顎位の修正を行い二態咬合を改善した一症例」21世紀の歯科臨床を読む
-若手臨床家ケースプレゼンテーション30-
クインテッセンス別冊
2005.9月号 座談会/補綴と再建治療のはざまで 歯界展望Vol.106 No.3
2005.1月号 疫学データの蓄積を進めよう -スタディーグループでの臨床疫学への取り組みから- 日本歯科評論
2002.7.15 リレーエッセイ患者に学ぶ「足りるを知る」 歯界展望Vol.100 No.1
2002.5.15 臨床の視点/インプラントの生存率を追う-ITIインプラント1,268本の臨床統計- 歯界展望Vol.99 No.5
2000.2月号 臨床統計からみえてくるもの-咬合支持の崩壊過程の検証を通して- 歯界展望Vol.95 No.2
1900 「イエテボリ大学臨床歯周病学セミナー」を受講して デンタルアスペクトVol.4,No.4,59-67.

研究会その他での症例発表

開催日 内容 場所
2019.7.12 全顎的に修復治療を行なった歯周病症例のその後
ーインプラントで残存歯は守れたのか?ー
KDM
2018.7.13 顎口腔系に働く「力」の様相と経時変化1
「力」の問題に悩まされた少数歯欠損症例
KDM
2016.6.10 咬合誘導に取り組んでみて
2014.1 付着の少ない上顎前歯の保存に努めた1症例 KDM
2013.6 マウスピース矯正を手掛けてみてーその限界と可能性ー KDM
2012.9 欠損補綴を行った2症例の20年経過ーそれぞれの経過、それぞれの変化ー KDM
2010.6 「力」とX線像-咬合力がX線写真像に及ぼす影響- KDM
2009.7 歯周病が進行した患者に対し、積極的に機能回復を図った症例 KDM
2008.6 前歯部領域へのインプラントーその問題点を考えるー KDM
2008.2 ●自由演題「 EichnerB4症例の経過観察」
ー崩壊の抑止と機能回復のはざまでー
●PerioCase「重度歯周病症例を固定性ブリッジで対応した症例」
KDM
2006.6 顎位の偏位による外傷を伴った歯周病患者の10年
Dual-bite患者の顎位を模索した1症例
2005.6 インプラント植立本数への疑問ー天然歯との連結を経過症例から考える 臨床歯科を語る会予演会/KDM
2005.5.13 突如として開咬になりたる症例 ケースカンファレンス/KDM
2005.1 インプラント始末記ーインプラント補綴症例のその後ー KDM
2003.9 日常臨床での補綴理論とその実際Part1 KDMスタッフセミナー
2003.7 ITIインプラントを用いた2症例 KIRGインプラントコースケースプレ
2003 臨床のヒント -音波振動(Sonicsys)による齲蝕除去Tublicidについて- KDM/当日風邪のため未発表
2002.9.13 長い中間欠損を伴った1症例 KDM
2001 咬合器を臨床でどう使いこなすかPart・ -Posterior Guidanceについて- KDM
2001.2.22 いまどきのセメンテーション -セメントに対するアンケート調査- KDM
2000.12 養生について -今、食生活を考える- KDM
2000.3.9 患者のリスクアセスメントー欠損歯列 第4回KDM発展討論会
1999 臨床のヒントー近位伝達麻酔法のすすめー KDM
1999 咬合器を臨床でどう使いこなすか、どう活かすか -顆路の設定- KDM
1999.3 咬合支持の崩壊について 第3回KDM発展討論会
1998.12 臨床統計 -根分割 - KDM
1998 歯周治療の基礎知識 -診査・診断編- 松歯九州人会学術研修会(玉名)
1998 重度歯周病患者にミニマムな治療で対応した一症例 KDM
1998 重度歯周病患者にミニマムな治療で対応した一症例 KDM
1998 オールセラミックスレストレーションの臨床評価と問題点 KDM
1998 臨床統計ー初期欠損の順番とパターン 第2回KDM発展討論会
1997 資料の超整理法 KDM
1997.7.26 X線写真ー価値あるX線写真を得るためにー KDMスタッフ研修会新人合宿
1997 フレアアウトと咬合支持 第1回KDM発展討論会
1996.9.27 模型装着について考える KDM
1994.10.28 歯周病の概念と考え方の変遷 KDM
1994.9.9 トリートメントプランニング経過報告 KDM
1994.7.27 上顎前突症例におけるフルマウスリコンストラクション 熊本歯科三水会
1994.5.27 症例発表の方法 KDM
1993 動揺歯に対する考え方 熊本歯科三水会
1992.7.22 硬組織印象の臨床目標 熊本歯科三水会
1992 総義歯の臨床 熊本歯科三水会加藤武彦先生講演会
1991 インレー修復における印象と技工 熊本歯科三水会
1990 Periodontal therapy -新付着・GTR法について- 熊本歯科三水会
1998 下顎智歯抜去に際する歯肉弁形成法 熊本デンタルフォーラム開設記念講演会
1987 抜歯窩に対する歯冠側歯肉弁伸展術
1987 口蓋有茎弁歯肉移動閉鎖法
1987 下顎智歯抜去に対する歯肉弁形成法並びに智歯周囲環境に関する考察
1984 「エンドの2症例」KDM入会診査ケースプレ KDM

書籍案内

デンタルハイジーン別冊「歯科衛生士のためのX線写真パーフェクトBOOK」

著者・出版社
栃原秀紀・松田光正・熊谷真一編著
医歯薬出版社
サイズ
サイズ:AB判/116頁
カラー
定価
3,200円+税
発行
2011.5
販売

医歯薬出版のネットショップにて購入できます。

ご購入はこちら
デンタルハイジーン別冊「歯科衛生士のためのX線写真パーフェクトBOOK」
【内容紹介】
  • X線写真は、口腔内の現在の状態はもちろん、過去を知り、未来を予測するための貴重な情報源であり、診断や治療、経過観察を行ううえで欠かせないツールです。
    そして、口腔内をよりよい状態に保つためには、規格性のあるX線写真を撮影し、その情報を的確に読み取ることが必要とされています。
  • 本書では、X線写真の撮影およびその活用において重要な役割を担う歯科衛生士に向けて、X線写真撮影補助の基本からX線写真を読み取るうえで欠かせないポイントまでを写真やイラストを用いてやさしく解説しました。
    また、歯周治療や患者さんへの保健指導の際の活かし方など、歯科衛生士によるX線写真の活用例を紹介しています。
  • 歯科衛生士のためのX線写真の入門書として、また臨床の確実なスキルアップのためにも最適な一冊です。

ブラキシズム -歯ぎしり・咬みしめは危険!-

著者
牛島 隆・栃原 秀紀・永田 省蔵・山口 英司
サイズ
A4判変型/40頁
オールカラー
定価
2,400円+税
発行
2008.7
パンフレット
パンフレットはこちら
販売
ご購入はこちら(Amazonで販売中・送料無料)
ブラキシズム -歯ぎしり・咬みしめは危険!-
【内容紹介】

以前から私たちのスタディーグループは、臨床統計をベースに欠損歯列をみてきました。
その際、どこの場面でも、その根底で影響を及ぼしているのは「力」という存在でした。
今回取り上げたブラキシズム等の悪習癖はその典型的なものですが、その他にも「咬合力の強さ」「咬み癖」「姿勢・体癖と咬み合わせ」など興味はつきません。
そこで我々4名は、先ずは「ブラキシズム」から、少しでもその徴候や患者の傾向を探っていこうと言うことで、「補綴臨床」というメディア媒体を通して少しでも多くの臨床家の方々に呼びかけ、協力していただき統計という手法を用いて、少しでも解明していこうとしました。
それらの内容は2006年7月号「ブラキシズムのプロトコール」と2007年7月号「ブラキシズムのプロトコールー調査結果から見えてきたことー」に掲載してあります。
それから得られた事をまとめ、患者さんに理解しやすくヴィジュアルに編集したものが本書です。
患者さんにいきなり「力」だ、「ブラキシズム」などと言っても、理解していただけるのは難しいのです。
本書が患者さんの理解に少しでも役に立てていただければ幸いです。

当院の8つの特長Features

患者さんお一人おひとりに合わせたオーダーメイドの歯科治療を

  1. できるかぎり歯を残す・神経を残す保存的な治療を行います
    「⻭をできるだけ残す」「神経をできるだけ残す」ことは 35 年前の医院継承当時にまず私が掲げた診療姿勢の基盤であり⾏動指針でした。当初から当院では、前医で保存不可能と⾔われた⻭や⻭の神経をできうる限り保存できるよう努めて参りました。
    もちろん全て保存できるわけではありません。経過に不安が残る場合、その部位の⻭を残す事で全体のバランスや機能が損なわれる場合、保存することでかえって問題が出る場合など⻑期的な視野に⽴って診査・診断させていただき、ご説明を⾏います。
    最近では新しい材料や技術の進歩、実績データの蓄積によるエビデンスの充実により、保存治療(当院では救⻭治療と呼んでいます)の範囲も広がり成功率も向上しています。
    詳しくは⼀度ご相談ください。
    ※救⻭治療は保険適応ではなく、⾃費治療になる場合があります。
  2. チーム医療でより専門性の高いていねいな治療を
    当院の院⻑は、⽇本⻭周病学会認定の⻭周病専⾨医であり、指導医です。また⽇本⻭周病学会より認定研修施設として認められています。
    当院に併設されている研修室では、毎⽉、⻭周病研修医や専⾨医を⽬指す⻭科医師・⻭科衛⽣⼠を対象とした臨床コース、若⼿⻭科医師を対象とした臨床ベーシックコースを開催しています。
    ⽉2回のペースで⻭科医師の勉強会、⽉ 1 で院内の勉強会を開催しています。また外部の研修会、学会へも積極的に参加し、スタッフ全員、常に前向きに専⾨性を⾼められるよう知識や技術の習得に⽇々努めています。
  3. 常に患者さんの立場に立った思いやりのある歯科治療を
    当院のモットーは「聞くこと」から始めるということです。今現在、患者様がどんなお悩みを抱えていらっしゃるか?どのようなご不満やご不安をお持ちか?将来的にはどのようになりたいのか、⾊々なお話やご要望を拝聴し、患者様それぞれにあった治療⽅法や過不⾜のない治療計画を⽴案し、⼗分ご説明をし、納得頂いた上で治療を進めて参ります。
    常に「患者様を中⼼に」考え、⻭科医師、⻭科衛⽣⼠、⻭科技⼯⼠、受付スタッフが⼀丸となりサポートして参ります。
  4. 安心して通院して頂くための徹底した衛生管理対策
    医療現場は、今回の新型コロナに限らず、今までもウイルス性肝炎や⿃インフルエンザや SARS( 重症急性呼吸器症候群 ) などの感染症の脅威にさらされています。
    特に⻭科治療においては、唾液や⾎液に直接触れる機会も多く、相互感染を起こさないためにも確実な清掃・滅菌・消毒などの院内感染対策を充実させ、患者様に安⼼・安全な環境で受診していただくため、世界最⾼⽔準の衛⽣設備を導⼊し、スタッフ全員が⾼い意識を持ってハイレベルな衛⽣管理に取り組んでいます。

    1.院内設備の清掃消毒の徹底
    毎⽇の診療開始時、終了時、患者様毎の消毒液での清掃消毒を⾏っています。
    2.診療ユニットの内部の消毒の徹底
    ⽇本の⻭科ユニットは⽔道⽔を使うため、ユニット内部が細菌により汚染されています。
    当院で採⽤しているユニットは全てドイツ製の世界最⾼⽔準をクリアしたユニットで、過酸化⽔素⽔を⽤いた2つの集中⽔消毒システムでユニット内の消毒を⾏っています。
    3.⻭科⽤ハンドピースの徹底した消毒滅菌
    ⼀時期話題になりました「⻭科ハンドピースの汚染問題」ですが、いまだに解決されていないクリニックもあるそうです。当院では問題となる以前から消毒滅菌のシステムを構築し、ハンドピースのみならず、ホースの内部まで徹底した消毒滅菌を⾏っています。
    4.⻭科機材器具の消毒・滅菌の徹底
    診療で使⽤する診療機材は、可能なものはディスポーザブルのものを使⽤しています。その他のものも、使⽤後、清掃、超⾳波洗浄を⾏い、世界最⾼のヨーロッパ基準のハイクラスのオートクレーブ滅菌機を使⽤し、⾼温滅菌を⾏っています。
    5. 院内の換気と空気の循環消毒
    可能な限り窓を開け、喚起に努めています。
    強⼒な空気清浄機を 24 時間稼働し、加えて次亜塩素酸除菌脱臭機による空気洗浄を⾏なっています。
    6.診療時の切削、洗浄⾶沫粒⼦噴霧の吸引
    ⻭科診療では切削時や超⾳波器具、エアフローなどの清掃器具などにより⼤量の⾶沫が拡散する恐れがあります。その際には。強⼒な⼝腔外バキュームを使⽤し、吸引しています。
    7.可能な限り使い捨て ( ディスポーザブル ) のものを使⽤
    当院では患者様毎に使い捨て⼿袋の交換を⾏なっています。また患者様にご使⽤いただくエプロン、紙コップ、ヘッドカバーも使い捨てのものを使⽤しています。

  5. できるだけ痛みを抑えたストレスの少ない治療を
    ⻭科治療で⼀番ストレスを感じるのは恐らく「痛み」ではないでしょうか?
    その「痛み」を抑えるために麻酔を⾏うのですが、痛みを抑えるための麻酔注射が痛かったという話は結構伺います。それでは本末転倒です。
    当院ならではのきめ細かい対応を⾏っています。
    麻酔を痛みを感じず⾏うためにはいくつかのポイントがあります。

    1.確実に表⾯麻酔(貼るタイプ・塗るタイプ)を⾏う。効果が出るまで時間をおく
    2.麻酔の針はできるだけ極細のものを使⽤する。35Gという最細のものを使⽤しています
    3.麻酔液は体温に近い温度のものが痛みが少ないと⾔われます→カートリッジウォーマーを使⽤。
    4.麻酔を注⼊する際は、専⽤器具を⽤い弱圧で、時間をかけてゆっくり⾏う電動麻酔器を使⽤します。
    5.麻酔がちゃんと効くまで少し時間を空ける
    麻酔の効果が出るまで少なくとも3分間は時間を開けています。
    また伝達麻酔法を⽤いる場合は、麻酔が効いてくるまでさらに時間がかかる場合もあります。⼗分な時間をかけ、聞いたことを触診で確認してから治療を開始します。
    6.治療部位・治療内容に応じた麻酔⽅法、機材を使⽤します
    ⻭科治療を⾏う際は、今から治療する部位、その部位の状況 ( 腫れている、強い痛みがある ) 、治療内容 ( 神経を取る処置、抜⻭、外科⼿術、排膿処置など ) に応じて麻酔薬や麻酔⽅法を使い分けています。神経がない⻭で、他院では麻酔なしで治療されていた処置も何かしらの痛みや不快感を感じる恐れがある場合は、ご相談して麻酔をする場合があります。
    7.場合によってはー
    麻酔は極端に苦⼿な⽅や恐怖⼼の強い⽅の場合は、精神安定剤などの前頭薬や、笑気麻酔などを併⽤することもあります。
    全身的に問題や既往症がある⽅は、前もってご相談ください。(設備紹介でも解説)

  6. 充実した設備による精密治療
    科学の進歩はめざましいものがありますが、それに準じるように⻭科医療設備も発達を遂げ、私が臨床の場に⽴った頃には想像もしなかったことが実現可能となってまいりました。その波は今後もますます加速していくものと思われます。
    これまでの⻭科治療といえば、「痛い」「⾟い」「わかりづらい」などのマイナスなイメージが強かったのではないかと思います。しかし、現在の⻭科治療は、⽇進⽉歩で進化・進歩を遂げていて、以前に⽐べると⼤きく改善していると思います。
    当院では、お座りいただく⻭科⽤ユニット、患者様のお⼝の中で使⽤する診査器具をはじめとする治療器具全般にわたり、少しでも「痛みが少なく」「効果が⾼く」「質の⾼い」診療に貢献する設備を導⼊し、患者様が安⼼して安全な⻭界展望量を提供できるように⼼がけています。
  7. お口の長期安定のための予防・メインテナンスプログラム
    当院には、虫歯や歯ぐきに問題がない方もたくさん通院されています。いわゆる「意識高い系」の方々です。勿論、治療が終了した患者さまも1月〜4ヶ月に1度のメインテナンスに通われていらっしゃいます。今日、国内外から「歯と寿命の関連」「歯と認知症の関連」「歯と全身疾患との関連」など多くのエビデンスがメディアを東して紹介され、欧米では数十年前から定着していた常識が少しずつ日本国内でも定着してきたように思えます。
    当院で採用しているのは、ヨーロッパの予防・歯周病専門医や大学病院で行われているスイスの老舗医療機器メーカーが研究開発したGBT(Guided Biofilm Therapy)というプログラムで各国で確実な成果を上げ、エビデンスもある手法です。 EMS社のプロキシフィラマスターというと最新鋭の機材を用い、毎回担当の歯科衛生士が予防・メインテナンス専用のユニットで丁寧に行なっていきます。
    定期的に美容院やフィットネスジムに通っている感覚で、「気持ち良かった」「スッキリした」「安心した」などのお言葉をいただいています。
    勿論、ヤニや茶渋などの汚れや着色が気になるという方、結婚式などのイベント前にキレイにしたいと方も遠慮なくご連絡下さい。
    (※予防やクリーニングなど病名がつかない場合、保険が適用にならない場合がありますので、予めご確認ください。)
  8. 迅速で精密な被せ物を製作するインハウスラボ(院内技工完備・常勤技工士在籍)
    院内に歯科技工士が常勤していますので、義歯の破折の修理、修復物の調整、色や形態の変更などもお預かりすることなく短時間で対応できます(大幅な変更や特殊な修復物、再製などを除きます)。
    マウスピースなどの場合もプレスタイプのものは、お待ちいただくと当日渡しで作成することも可能です。

セカンドオピニオンについてSecond opinion

現在、このようなお悩みや不安をお抱えではありませんか?

  • 抜⻭と⾔われたが、本当にこの⻭は抜かなければならないのか?
  • ⻭を抜いてインプラントと⾔われたが、本当にインプラントをした⽅が良いのか?その他の⽅法はないのか?
  • ⻭周病と⾔われ通院しているが、いつも洗浄や消毒だけで終わる・⼩さな⾍⻭だが、⾦属やセラミックを⼊れたり、冠でかぶせる必要があるのか?
  • 根っこの治療が何回も続いているが、痛みが取れない
  • 通院しているが⻭茎の腫れが続いたり、何回も繰り返す
  • ⻭を⽩くしたいと⾔ったら、被せ物や差し⻭を強く勧められた
  • 治療が⼀向に進まないが、このままで良いのか?
  • 残っている⻭を全て抜⻭して、⼊れ⻭にするよう⾔われた
  • ⼦供の⻭並びが気になり相談したが、もう少し⼤きくなってからでいいと⾔われたがそのままでいいのか?
  • などなど

セカンドオピニオンとは、現在通院されている医院や過去に通われていた医院の⻭科医師による診断や治療計画、診療を受けている患者様に対して当院の⻭科医師が現状を診査診断して、新たな視点で意⾒を提供させていただき、今後の治療の参考にしていただくことを⽬的にしています。
診査診断する⻭科医師は、専⾨や得意分野も様々で、何より、経験や診断能⼒に差があるのも事実です。患者様ご⾃身が納得いってこその医療です。1⼈の医師からでなく、複数の医師の違った⻆度からアドバイスを受け、納得してより安⼼な⻭科治療を受けていただくようお⼿伝いできればと考えています。

セカンドオピニオンに際して

  • 現在通院中の主治医の診断・治療を批判するものでは決してありません。
  • 成⼈以上の患者様ご本⼈からの直接のご相談に限ります。
  • 現在進⾏中の治療や、今後の治療を保証するものではありません。
  • 当院は予約制ですので、あらかじめ「セカンドオピニオン」や「ご相談」でご予約をお願いします。診療時間は基本 30 分でお願いしています。
  • 検査は基本、⾃費となります。
  • 次の事項に当てはまる場合は、お引き受けできかねます。

    1.主治医に対する不満、医療事故、医療過誤あるいは訴訟に関するご相談
    2.メンタルクリニックに関するご相談
    3.当院の専⾨から外れる部⾨のご相談 専⾨性の⾼い⼝腔外科や矯正治療、隣接医科に関するご相談(⽿⿐咽喉科、⽪膚科、内科、眼科、産婦⼈科、⼼療内科など)
    4.医療費や給付に関するご相談

当⽇ご持参いただきたいもの

  • 写真でご⾃身と確認できる証明書 運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど
  • 健康保険証
  • ご持参いただける⽅は全身の状態が確認できる検査データや健康診断結果
  • お薬⼿帳

外来環(外来診療環境体制歯科医院)の案内Outpatient care environment

当院は、厚生労働省から認定を受けた外来診療環境体制歯科医院です。

「歯科外来診療環境体制」とは、歯科診療時の偶発症など緊急時の対応及び感染症対策としての装置・器具の設置などの取り組みを行っている体制のことです。
診療時の清潔な環境、院内感染対策、救急時の安全対策、安全管理などについて、国が定める基準を満たしていることが認められました。
これは、患者さまがより安心・安全に歯科診療を受けられる環境の整備を図る取り組みに対する国からの評価と言えます。
外来環を取得済みの歯科医院は、全国的にも一割程度と言われています。「栃原歯科医院」は、厚生労働大臣が定めた施設基準に適合している歯科医院です。ご安心して来院いただけます。

歯科外来診療環境体制加算(外来環)の施設基準

歯科外来診療環境施設基準は以下の通りです。

  1. 所定の研修を修了した常勤の歯科医師が、1名以上配置されていること。
  2. 歯科衛生士が、1名以上配置されていること。
  3. 緊急時の初期対応が可能な医療機器(AED、酸素ボンベ及び酸素マスク、血圧計、パルスオキシメーター)を設置していること。
  4. 診療における偶発症等緊急時に円滑な対応ができるよう、別の保険医療機関との事前の連携体制が確保されていること。
  5. 口腔内で使用する歯科医療機器等について、患者ごとの交換や、専用の機器を用いた洗浄・滅菌処理を徹底する等十分な感染症対策を講じていること。
  6. 感染症患者に対する歯科診療について、ユニットの確保等を含めた診療体制を常時確保していること。
  7. 歯科ユニットごとに歯牙の切削や義歯の調整、歯の被せ物の調整時等の飛散する細かな物質を吸収できるよう、歯科用吸引装置(口腔外バキューム)等を設置していること。
  8. 歯科診療にかかわる医療安全管理対策を実施している旨の院内掲示を行っていること。

スタッフ紹介Staff

院長 歯科医師 栃原 秀紀

コテコテのMac派でありNikon派です。
趣味:読書、映画、音楽、旅、美術館や博物館巡り、地図を眺めること。

歯科衛生士

  • 中川 美和
  • 大隈 望
  • 平山 由理
  • 松本 佳菜
  • 藤川 夕華

歯科技工士

  • 池部 重樹

受付

  • 野本 絹子(歯科衛生士)